ダヴィンチによる前立腺全摘手術を受けました

しばらくの間、攻城日記ではなく癌闘病日記が続きそうです。

5月に前立腺癌の告知を受け、追加検査で骨とリンパには明らかな転移が無いことを確認。
7/1から7/10まで入院して、手術支援ロボット「ダヴィンチ」による前立腺の全摘手術を受けてきました。


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前回の生検の入院時は一般病室にしましたが、同室の患者さんの音が気になって落ち着いて過ごせませんでした。
幸いがん保険に入っていたので、今回は個室を選びました。
入院時に改めて説明を受け、研究中の「早期回復支援プログラム」に賛同してもらえるかと聞かれたので、あまり深く考えずにOK。
外来の時に渡されたスケジュール表と比べると若干違いはありますが、入院期間は同じ。


手術前の飲料.jpg
手術は7/2の朝イチでした。
前日の夜と当日の朝は、栄養補給のため?スポーツドリンク風の飲み物を飲みました。

手術室に入ったのが8時30分。
全身麻酔が始まるとすぐに意識がなくなり、医師や看護師の呼びかけで目覚めたのが12時30分。
目覚める直前には、なにか夢を見ていた気がします。内容は思い出せません。

すぐに激しい痛みが襲ってきました。
ベッドの横で色々と作業している看護師さんに痛みを訴えると、しばらくして痛み止めの点滴薬を別のものに変えてくれました。
目覚めてから変更した点滴薬が聞き始めるまでの多分1時間ぐらいが、今回の入院で最も辛い時間でした。
3時間後にはベッドから起き上がって20メートル歩かされましたが、脂汗がダラダラ。
夕食には普通に一般食が配膳され、食べる気おこらず。
早期回復支援プログラムに賛同したことを後悔しました。








翌日からは手術箇所の痛みに加え、両肩の痛みに悩まされました。
特に右側は、頚椎症のために元々痛みと痺れがあったのが悪化。
ダヴィンチ手術は頭を低くした姿勢を長時間とることや、炭酸ガスで腹腔​内を膨らませる影響があり、そのうち治まると説明を受けました。
翌日は離床時間(ベッドから離れて過ごす時間)が6時間、歩行距離100メートルが目標でしたが、歩行距離しか達成できず。
また体を拭いてもらう際に、シャワーの浴び方を教わりました。


シャワー.jpg
術後二日目からは自分でシャワー。
傷口からのドレーンが入っておらず、尿道カテーテルしか繋がっていないことに気づきました。
看護師さんに聞いてみると、当院ではこの手術でドレーンは入れないとのことです。
ダヴィンチ、すごい。
この日からは離床時間6時間、歩行距離300メートルが目標。
歩くのは短時間なので何とか耐えられても、長時間離床は非常に辛く、全然目標に達しませんでした。

その後は徐々に痛みも治まっていき、術後6日目に尿道カテーテルを抜去。
尿漏れ改善のための骨盤底筋体操をレクチャーされました。
翌日まで排尿の様子を見て問題ないことを確認し、予定通り7/10(術後8日目)に退院となりました。

頻尿気味なのと排尿痛が若干ありますが、覚悟していた尿漏れは今のところ極小です。
時々排尿後の残尿がチョロと出てくるぐらいで、カテーテル抜去から今まで一度も失禁してません。
予め購入しておいた紙パンツの出番はなく、ずっと尿漏れパッド一枚で済んでいます。
お腹の傷口や会陰部の痛みも日々改善しています。

次回の外来は8月上旬、この時に詳しく病理検査の結果を聞くことになりました。
全摘出して詳しく検査すると、ごく一部の組織を採取する生検と比べて病期が進行していたとなることもあるみたい。
よい結果であることを願います。





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